【週末】女子ひとり旅!1泊2日で大満喫!松本旅の記録2日目:老舗喫茶と草間彌生

ひとり旅
🏯 松本ひとり旅|2日目スケジュール🏯
7:30
珈琲美学アベ
10:30
四柱神社と紅葉
11:00
松本城周辺散歩
12:00
イタリア料理レストラン「BEANS」でランチ
13:30
松本市美術館で草間彌生アートを堪能

Instagramで見つけた、特別な一杯

朝、ホテルを出て向かったのは、松本の老舗喫茶店「珈琲美学アベ」

実は、このお店はInstagramで偶然見つけました。銅のグラスにモカアイスが入っていて、その場でミルクとコーヒーを注ぎ入れて仕上げてくれる「モカクリームオーレ」の動画に、すっかり魅了されてしまったんです。

外はとても寒かったのですが、迷わずアイスのモカクリームオーレを注文。美味しかったけれど、やっぱり体が温まるものが恋しくなりました。それでも、この贅沢な一杯を一人でゆっくりと楽しむ時間は、私にとって最高の朝のひとときでした。ちなみに開店と同時に行きましたが、10人ほど並んでいました。

このお店は1957年創業の純喫茶。松本の喫茶文化のパイオニアとして、ネルドリップで丁寧に抽出したコーヒーや、見た目も美しいパフェで長年愛されているそうです。他にも、モカクリームオーレと並ぶ看板メニューの「モカパフェー」や、モーニングや軽食に人気のトーストやサンドイッチなども有名です。


紅葉が美しい、四柱神社でパワーチャージ

「珈琲美学アベ」を出て、松本城へ向かう途中、四柱神社に立ち寄りました。

「四柱神社」という名前の通り、ここには4つの神様が祀られています。日本神話において、宇宙の始まりに現れたとされる「造化の三神」である、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、高皇産霊神(たかみむすびのかみ)、神皇産霊神(かみむすびのかみ)、そして日本の総氏神様である天照大神(あまてらすおおみかみ)です。これほど徳の高い神様を四柱も祀る神社は全国的にも珍しく、すべての願いを叶える「願いごとむすびの神」として、地元だけでなく遠方からも多くの人が訪れるそうです。

明治時代に創建された比較的新しい神社ですが、もともとは松本城の総堀があった場所に建てられ、明治天皇が行幸された際には行在所にも定められたという、由緒正しい場所でもあります。

私が訪れたのは、ちょうど紅葉が見頃を迎える時期。境内の木々が鮮やかに色づき、朱色の鳥居とのコントラストが本当に美しかったです。その景色に心癒され、パワーをもらったような気がしました。一人で静かに手を合わせ、御朱印をいただく時間も、旅の素敵な思い出になりました。


二度目の松本城は、また違う顔

四柱神社で心を落ち着かせた後、前日とは違う時間帯に、もう一度松本城を訪れました。

朝の光に照らされた漆黒の天守閣は、夕暮れ時とはまた違う、力強く澄んだ美しさを見せてくれました。 お堀に架かる朱色の埋橋とのコントラストも、息をのむほど美しかったです。

一度だけでなく、時間を変えて訪れることで、その場所の新しい表情を発見できる。そして、好きなだけ満足するまで、ただただその景色を眺めることができる。これも一人旅の醍醐味です。


心と体を満たす、ひとりイタリアンの優雅な時間

今日のランチは、前日通りかかったときに気になっていたイタリアンレストラン「BEANS」で。前日は満席で入れませんでしたが、どうしても諦めきれずその場で翌日のランチを予約して再訪することに。

そして迎えた翌日。お店の扉を開けると、赤と白のチェック柄のテーブルクロスが印象的な、温かみのある空間が広がっていました。

日替わりランチメニューの中から、信州米豚ロース肉のソテー キノコソース(1500円)をオーダー。運ばれてきたお料理は、丁寧に調理されており、見た目も食欲をそそります。

柔らかな豚肉と風味豊かなキノコソースの組み合わせは絶品で、一口食べるごとに幸せが広がりました。サラダとパン、そして食後のコーヒーまでついてこのお値段は、本当にお得だと思います。

周りを気にせず、ただただ目の前の美味しい料理と向き合う。誰にも邪魔されない空間で、ゆっくりと食事を味わう時間は、想像以上に心地よかったです。日頃頑張っている自分への最高のご褒美になりました。


草間彌生ワールドに没入する、至福の時

ランチの後、いよいよ松本市美術館へ。

松本出身の世界的アーティスト、草間彌生さんの作品を鑑賞することが、今回の旅の大きな目的の一つでした。まず目に飛び込んできたのは、彼女の代名詞ともいえる水玉模様で彩られた空間。その瞬間から、私は草間彌生ワールドに引き込まれました。

初期の作品から近年の作品まで、幅広く展示されており、その創作の軌跡を辿ることができました。鮮やかな色彩と無限に広がるような水玉を見ていると、圧倒されると同時に、どこか懐かしいような、不思議な感覚に包まれました。

屋外展示の巨大な赤い花や、水玉模様が施されたベンチや自動販売機なども印象的で、美術館全体が草間彌生のアートで満ち溢れていました。


旅の最後に気づいたこと

今回の松本旅は、ただ観光地を巡るだけでなく、自分の心と向き合う、貴重な時間となりました。

美味しい食事や美しい景色、そしてアートに触れることで、日常の喧騒で忘れかけていた「心の声」を、改めて聞くことができた気がします。

一人で過ごすからこそ、その土地の魅力に深く触れることができ、自分自身を再発見する最高の時間となりました。

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